伯爵令嬢サラ・クローリアは今日も赤い糸を切る【分冊版】
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伯爵令嬢サラ・クローリアは今日も赤い糸を切る【分冊版】

大橋キッカ/百川凛

サラ(ヒロイン)の家族にもにょる…

ネタバレ
2025年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛感情を消せる能力なんて悪用されたらまずいのと普通の人は見えないのに、小指に赤い糸が見える能力と切断できる能力がどういうものか説明せず、赤い糸の指摘でサラの両親の夫婦仲が急激に悪化していったのに何も教えず、幼いサラが父親に利用されて両親の赤い糸を切断してしまったのをサラのせいって言うのは無理があるんじゃないかな…。
父親の「お父さんとお母さんを助けて」って入れ知恵で恋愛感情を消したのに母親に責められて、叔母(母の妹)に自分の糸を切られそうで怖いって距離置かれて、サラがひたすらに可哀想だった。
サラの父が不倫相手と駆け落ちなんて最悪な醜聞が出てしまったんだし、当主代行やってる祖父を引っ張り出して糸の切断に怯えずに済む祖父中心にサラをケアしてあげるとか、もっとやりようはあったんじゃないだろうか?
それでおいて手紙も寄越さず、入院したからお見舞いと仲直りしようって声かけて来る叔母が無神経すぎるし、母親も「申し訳ないことをした」「母親失格だから」とサラに接触控えていたけれど、サラからしたら「あの時のことを今も恨まれてる」って母親に甘えることなんてできなかったわけで…。
大人が全体的に酷すぎてもにょりました。
サラの父親の末路だけはザマァですが。
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