ラブ・チェイン・ラブ・ジーン
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ラブ・チェイン・ラブ・ジーン

ヱビノびすく

最高に幸せな結末

ネタバレ
2025年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本派ですが我慢できずに単話も購読していた作品。単行本も新刊自動購入にて。単話ぶつ切りではなく通しで読んだ方がわかりやすいかな。作家さんの作風として軽い運びになっていますが、改めて読むと随分重いテーマであったと実感。D/Sだからね。梗一郎と弟のコマンドエピソードなんてトラウマ級だし。なんだかんだでD桔梗おばあさまにコマンド級のコントロールを受けて優等生であり続けたS梗一郎。自ら望んだ形だったのだろうけれど思うところがあるからこそのバース性に左右されない創薬研究。今、書いていて気づいたよ。おばあさまから今一文字いただいた名前じゃん。D愛弥の真っ直ぐな「好き」と言う感情に過去も気持ちもバース性も救われたんだね〜。遺伝子レベルの愛の鎖かぁ。とは言え、嫌なキャラもいなかったし安心して読めるD/S作品。若干駆け足な感じもなきにしもあらず。続編あったら嬉しい。きちんと卒業するまで待つ梗一郎も格好良い。誕生日のカウントダウンエピソードも素敵。書き下ろしもめちゃくちゃ良かった。きちんと2人のラブエピソードが補完されて納得。特に諸々な事から解放された梗一郎を見ると、良かったね〜と。愛弥を可愛いと愛でる梗一郎が可愛い。恋に暴走する強気なDomお坊ちゃん愛弥と鉄壁ガードのスパダリSub梗一郎の寸止め焦れもだメロきゅんラブ。公式に偽りなし!個人的にツボだったのは研究室での「ドキ損」とバスタイム中のポーイからのベチャ、カウントダウン前のそこの紙は触るなよからのガサーッ。がベスト3かな。あとやっぱり1番好きなところは愛弥をひたすら愛でる梗一郎です。何度も読みたい作品。
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