コイツが俺を好きならいいのに【シーモア限定特典付き】【コミックス版】
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コイツが俺を好きならいいのに【シーモア限定特典付き】【コミックス版】

久留米くる

不自然シチュで現実に引き戻された

ネタバレ
2025年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 長谷部(ハセ)デザイナー✕雛森(ヒナ)営業の幼馴染両片思い。
作画は良かったけれどお仕事BLにしては薄いし、これ入れたら、萌えるでしょー?!を無理強いされた感が拭えず。
会社でも、ヒナー、ハセーってそこは苗字呼び捨てでも良いから苗字で呼ばないの?
高校生のまんまの2人って感じがして幼く思えた。

で、初エッチがオフィスって…。さっきまで
両片思いモダもだやってたじゃん。
26歳設定なんだから仕事とプライベートは
分けようよ。
誰かいたらどうすんの?とか警備員さんは?
とか気になっちゃって、これエロいシチュでしょって押し売りされてる気になりました。
当て馬の女子も、なぜ仕事の一環なのに浴衣でくるの?って。おんなアピールし過ぎ、張り切り過ぎで疲れる。
終盤でやっとくっつかーのところではヒナがひとりごとでハセ好きって言ってるところにご本人登場って
どんだけ2人の世界線なんですか?
そこはバシッと決めてくれ。

両片思い好きなのに、切なさが味わえなかったのは
不自然なシチュがあったからなのかストリー展開なのか。
せっかく幼馴染BLなんだから、ここで意識したとか、ここで好きになったとかあればね。
両視点さがないから切なさに欠けていたと思う。

上っ面をなぞったストーリーにするからどのシチュも薄っぺらくなってしまっていました。
作画はキレイで万人受けしそうだし、表情の書き分けもお上手だし、ミニキャラも良いから勿体ない。
満員電車のシーンなんてドキドキ度MAXで、ホントに良かったです。
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