鬼の花嫁
」のレビュー

鬼の花嫁

富樫じゅん/クレハ

2巻までの感想

ネタバレ
2025年9月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無料巻読んで、話が進まないというか、メインのストーリーが何なのかわからなかった。
花嫁を見つけたあやかし界最強の鬼の当主の息子が、ひたすら花嫁を甘やかすラブストーリー?隠された謎は特になく、ダラダラとラブラブな関係が描かれていそうなのでこれ以上はもういいかな。
普通の女子高生であることが気に入らない元婚約者が、柚子に「玲夜には男の恋人がいるから柚子は愛されない」とわざわざ祖父母の家まで来て吹き込むのは意味がわからなかった。本気で信じてるのか単なる嫌がらせかわからないけど才色兼備な元婚約者がやることではない。

それと、経済界や政界に力を持つほどの家格があるところに普通の女の子が花嫁として迎えられるのに、柚子が社交やあやかし界隈の知識を全く身につける素振りがないのも違和感だった。無知で普通の高校生が御曹司に見初められるストーリーなのかもしれないけど、今後後継ぎを産んで夫人になるならもう少し気品とか教養が必要なのでは。
めちゃ仕事ができる鬼族なら「次期当主が人間の花嫁を発見した場合の夫人育成マニュアル」とか作っていそうなのに、周りは喜んだり羨んだりするだけ。
柚子は花嫁が狙われることを知りながら軽率で読んでいて共感しない。全体的に柚子の考え方が幼い。親に躾けされなかったから仕方ないのかな。まぁでも狐の花嫁の妹も、ただ甘やかされてお金もらってるだけのようなので、あやかしの花嫁は幼くても何もできなくても子供が産めたらよいのかも。家を存続するための花嫁なのだから、立場はもっと重いものの気がするけどね。
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