「色悪作家と校正者の結婚
」のレビュー

色悪作家と校正者の結婚

菅野彰/麻々原絵里依

完結、二人の未来

ネタバレ
2025年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 著者があとがきで書いてましたが、確かにあの2人が結婚までというのに納得しつつ、お互い愛する相手に出会え、成長し、泥をなげつけられても、一緒に歩く。とても感慨深い最終巻でした。
お互いの両親への挨拶、職場の仲間や、友人、鳥八の百田さんへの報告。確かに、自分をとりまく人には知って欲しい、祝われることが幸せ。
だけど、大吾の母親に、まさかあんな言葉をあびせられようとは。同性の前に、人として投げつけてはいけない言葉。それほどまでに病んでいた、自分の母親を理解していなかったこと、生涯の伴侶を傷つけられた大吾の心痛。それを考える正祐の心情。
最終巻で、切なくて苦しくて涙ぐみました。
そんなときに、察してくれる仲間や友人、正祐の家族。あったかい人たちがいることで、救われる2人があってよかった。子供のときに、互いに祖父に育てられたことも、2人にとってよい道標となったことも、すべてこの巻に終結していき、感無量でした。
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