かわいそうなひと 分冊版
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かわいそうなひと 分冊版

勇の字

心の準備をしてから(追記あり)

ネタバレ
2025年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読みはじめたんですよ。それでも朔の周りから囲い込んでくるようなじっとりとした雰囲気、上手いこと言葉を綴って人を思い通りに動かすその手口にゾワゾワしました…。さすがサイコホラーとあるのは伊達じゃない…。序盤で絶望感に溢れたのですが、先に『同居人〜』の方を読んでいるのでとりあえずは朔の支配下からは抜け出せるのね、とひとまず安心してます。こちらがどういう結末になるのかももちろんですが、『同居人〜』にも朔の気配がチラチラしてるのでそちらがどういう風に結末を迎えるのか、もっと言えば朔がどうなるのか(めちゃくちゃ苦しんでほしい)が気になります…。読みはじめたんですが完結してから読めばよかったと、その後悔はあります(笑)
ここから追記です、ってかちょっと吐き出し…。朔が気持ち悪すぎる。作者さまが響視点での描写がうますぎて、心と体の乖離というか自分の支配から外れて相手に生殺与奪を握られてる感じに吐き気を感じました…。ホント完結してから読めばよかった…。でも読む。なるほど、大学に入って支配から逃れられたのは朔が「約束を守った」からなのか…。ヤツは「約束を守る」ことに執着してるみたいだから…。ということはこの話の最後はあまりいい終わり方はしないのかも…?この「約束を守る」を逆手に取って、ヤツに「響に二度と関わらない、近づかない、顔も見ない見せない」といった約束をされられればいいのかな…。『同居人〜』の方に期待します。
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