いつかの恋と夏の果て
」のレビュー

いつかの恋と夏の果て

篠崎マイ

好きだから、もう親友ではいられない

ネタバレ
2025年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 良かったです。絵がきれい。受け攻めどっちもカッコいい。
高校の頃から一夏(受)は修(攻)が好きで、告白するも冗談にされてしまい、気持ちを封印して親友を続けます。修は型にはまった等身大イケメン(ナンダソリャ)。つまり、大学行って就職して可愛い彼女作って結婚して子供生まれて~みたいな、いわゆる普通な人生を歩むのが当然と思ってる人。だからこそ、一夏とずっと一緒にいたい=親友でいたい、という図式しか思いつかない。
社会人になっても親友ポジでいたところに、一夏のセ○レの存在を知り、一夏の本音を聞き、ノンケらしい発言で一夏を傷つけて、突き放されて、はじめて修は自分の気持ちに向き合うわけです。「普通」の概念を取っ払ったとき、実はずっと一夏のこと好きだったじゃん!と気付く。
結局、十年越しの両片思いだったんですね。一夏の心情を思えば、修はだいぶタチ悪いですけどね。でも、一夏の思いが報われてよかった。

てか、一夏のセフ○いい男だな…。一夏の話聞いてあげて、一夏の望むとこまでで止めてたんでしょ?まじいい人…。
修が頑張らなかったら、この人とくっついちゃったかもね!!
一巻完結なので、浅い部分もあるけど、私は満足です。繰り返し読むやつです。
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