ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。
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ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。

はぐれメタボ/おおのいも/昌未

ティーダ推し

ネタバレ
2025年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 8巻まで読了。個人的にロベルト報復、ダンジョン内のティーダ無双、この2エピソードが好きです。が、総じて、女の子キャラばかり仲間になっていく上に、アリスが養女になった所でリタイアしてしまったのですが、また購入再開しました。絵柄あっさり風味で、今一つ悲愴さが伝わりにくいロベルト報復編ですが、これは(現段階では)一番惨い仕打ちを受けたキャラ。悪夢と現実の揺らぎに挟まれた彼の絶叫の見せ方が上手くてゾクゾクしました。もし作画担当が他の漫画家だったら、トラウマ級の報復として脳裏に焼き付いた筈。しかしロベルトは脇も脇役の序盤の小者ですよ。この先……元凶の王太子がロベルト以下だった日には原作者の思考を疑いたくなります。そしてティーダは癖が強いものの、もう一周回ってカッコよっ!! そんなに強かったなんて、惚れてしまう。彼女をもっと掘り下げて、本筋に関わらせてくれないかな。ティーダが登場する度に購入を続けてしまいそう。エリーに関しては、途中から手袋が長手袋に変わり、どう見てもトイレ掃除に使うゴム手袋にしか見えなくて、気になって仕方がないです。せめてレースの縁取りとか繊細なフリルの縁取りなら、まだ貴婦人の手袋に見えるかもしれない。一度ゴム手袋だと思うと、もうゴム手袋にしか見えなくて困っています。アリスを養女にした下りは食傷気味なパターンだし、全く萌えない設定だなあと、萎えてしまいました。あとは登場キャラの女の子達が増えるだけで、一部の立ち位置がニアミスしている点も残念なのです。ルノアのポジションをアリスが、ミーシャのポジションをエルザが、(ついでにユウカとアデルは瓜二つの外見だし)初期メンバーの影が薄くなっていく様は見るに忍びないです。ルノアも子どもなのに、何故エリーの母性が発揮されなかったのか、アリスが都合よく見えてしまうんですよね……。
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