WOMAN
」のレビュー

WOMAN

戸田誠二

疲れにじんわり。素朴な日常の短編集。

2025年9月23日
146ページ、女性にちなんだ短編8本+あとがき3p。
表題は1冊の作品集としてのタイトルであり、WOMANというお話はありません。

短いですがどのお話も読み終わって何かを感じさせられる、、、
共感させられる、考えさせられる、そんな1冊。
ネガティブ思考に陥っている時には、、ずっしりくるかも?

日々の疲れの時の合間に、1話ずつ、ちょこっと読むのもいい感じ。
1冊通して読むとそれなりの重さがあり、読み応えもあります。

主人公達の年齢にはバラつきはありますが、どの年代が読んでも響くものがありそうです。
本作は女性がテーマですが作者さんは男性のようで、性別年代を問わずオススメできる。

本棚の片隅に置いて、思い出した時にお気に入りの飲み物を用意して、ちょこっと読みたくなるような、、、そんな1冊。

*新装版について。
作者さん名検索をしたら、本作には新装版も出ていました。
私はずいぶん前から本棚に入れっぱなしだったので、こちらの旧版持ちです。
違いは本作旧版+短編向かいあう(15ページ?←試し読み目次より)、1作品追加があるそうです。
作品の順番も変わっていて、印象が強かった1900は後半の収録になっています。
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