【合本版1-2巻】捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです
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【合本版1-2巻】捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです

カレヤタミエ/駒田ハチ

がんばれメルフィーナ

ネタバレ
2025年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の活躍が素晴らしいです。 領地開拓ものはたくさん書かれていますが、その中でもとても面白く、好感の持てる雰囲気の作品です。
・・・結婚当日に「お前はいらん」的な宣言をしたアレクシスは、彼にも事情があったとは言え、女性の都合も気持ちも考えず無視したというか踏みにじった心無い夫でした。 そこでめげずにそっちがその気ならこっちも!と奮起したメルフィーナの強さには惚れ惚れします。
開拓事業に前世の知識チート+今世の猛勉強で取り組み、大成功ともいえる成果を出します。 エンカー地方が滅びてやしないかと調査に来たオーギュストの驚きっぷりが楽しいです。
領地の人たちに慕われ、アレクシスにも食料の販売で恩を売り、2巻までのところ順風満帆ですね。
新登場のセレーネ王子は最初症状を読んで小児喘息かと思ったのですが、異世界特有の体調不良でした。 メルフィーナに懐いて体もよくなって、元気で帰国してほしいものです。
***3巻以後は厳しいお話になったり聖女が出現するようで、今までと違った感じのお話になるのでしょうか。 少し心配しながら楽しみにしています。 公爵との間が縮まる様子は全然無いですね・・・・・・・・
嫁入り先で拒否されてそこを出て、僻地の産業を栄えさせるというくくりでは「小国の侯爵令嬢は敵国にて覚醒する」とも似ているかもしれません。
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