このレビューはネタバレを含みます▼
まずスピンオフらしいですが、これ単体からで問題ありません。初の作者さんですが作画が巧み過ぎます。凶悪な見た目（褒めてる）のエロがり攻めに惹かれてやまず欲望のままにポチリました。後悔？御座いません。入れ墨の作画とか過去にみないクオリティ…やたらじっくり舐め回してしまうかと存じます。
ええと内容としましては、ヤの跡取り息子である受けの遥来（α）は親父の側近である攻めの椿（α）に幼い頃よりずっと想いを寄せていて、昔は一緒に寝たりしていたのに大人になってからは親父と組に盗られたようになってしまい不満が募る日々。これみよがしに我儘を言ってみたり組入りすると脅してみたり…やたら椿の気を引こうとします。しかしこの椿、てんで靡きません。勿論、遥来の想いにだって気付いています。ですがこの野郎、涼しい顔をしていなすばかり。あんな強面エロがりついた見たくれしときながら…実は組に顔向け出来ない恐怖と、このまま囲ってしまいたい重い欲望と、独りよがりな坊の幸せ（αとしての）なんてものを願うあまりに雁字搦めな最高理性攻めここに爆誕でした。ありがとうございます。あまりにメロい。哀れになるほどに椿が遥来を優しく想っていて、そんなこと知るかとばかりに迫りまくる遥来にはほんと溜め息が漏れます。何だこのカプ私が勘弁してほしい。途中薬にアテられて慰められる遥来にキスを迫られ拒む椿、自身のクソみたいな由来の名を身体に彫って刻んでいる遥来に心底参る椿、最後まで椿だけを一途に想う遥来に煽られて果てる瞬間のえげつない描写に爆散しました。願わくば椿フォーカス強めの続編を切に切に願いながら…幾度となく読み返すことでしょう。
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