このレビューはネタバレを含みます▼
自分が可愛い華奢な男なら良かったのに‥と悩む自認がゴリラの乙女なレイモンド君。
可愛いと言われ愛されることに憧れつつ、でも自分は可愛くないから‥と諦めてますが、何をおっしゃいますか!
実際のところは兄達に守られて育った純粋培養の天然記念物。
本人が知らないところで「淡雪の君」という二つ名がつく大人気な男で、職場の騎士団内では不可侵同盟が暗黙で結ばれるほどのモテっぷり。
怪我の手当ての際に出会った宰相補佐マーヴィン様とほっこりじんわりと両片思いで想いを募らせていきますが、レイモンド君は体がゴツいこと、マーヴィン様は過去の恋愛でコンプレックスを抱えていて2人とも恋にハンパなく臆病!!
マーヴィン様、シゴデキで強くてスパダリなのにヘタレです。
レイモンド君の可愛さにメロメロで我慢できずにちょこちょこ手を出すくせに肝心な告白となると超ヘタレ!
もう〜!ともどかしくなるけどお話のテンポは良くてストレス無く楽しく読めました。
おっとりしててピュアピュアですぐに顔が真っ赤になる恵体のレイモンド君がとにかく可愛いです。