モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件
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モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件

駄犬/

グルメ要素とファンタジーの融合が新鮮

ネタバレ
2025年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 偶然手にした「モンスターの肉」が物語の鍵となり、思わぬ形で権力へと近づいていく展開がユニークです
ただの生存手段であったはずの行為が、国の行方を左右するほどの大きな意味を持つのが面白い

食事描写は細やかで、読んでいて臨場感があり、主人公の成長と共に力強さを増していくのを感じられました
また、彼を取り巻く人々の反応も多様で、人間関係が物語を厚みあるものにしています
軽快な文体ながら、政治や王位継承の重みをバランス良く織り込んでいるのが印象的でした

主人公の無自覚さと周囲の期待が交錯し、思わぬドラマを生む展開は読み応えがあります
一方で、権力を得ることの責任や葛藤が今後どう描かれるのかも気になる点

総じて、グルメ要素とファンタジーの融合が新鮮で、続きに期待を抱かせる作品です
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