イヤしてオトす【コミックス版】
」のレビュー

イヤしてオトす【コミックス版】

doji

色んな要素が、「あとちょっと」!

ネタバレ
2025年10月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公をひたすら癒してくれる、ワンコ系年下攻めは大好きです。
ただ、要所要所で萌えポイントが掠っては掴み損ねた感じというか。

まず、攻めのビジュアルが「誰しもが振り向くイケメン」設定で、マスクしてたら確かにカッコイイのですが
口を開いたら「えっ、ブルースじゃん」(ファインディングニモに出て来るめっちゃ怖い顔したサメ)。
八重歯とかじゃなくて、上下ともに一面びっしりギザギザの歯。
えっ、なんで?(もちろんストーリー上、必然性は皆無。あとがきも無いので理由は分からず。)

あと攻めが受けを好きになったきっかけが、ちょっと弱いなぁ。
一目惚れと言えばそれまでだけど、あれだけ長く追っかけるほどの理由にするには弱い。イケメンだけに。

受けが攻めにオトされる過程も、「過労ぎみ」の受けが身も心も「癒される」というのは分かるんだけど、
会えばすぐに眠くなって寝ちゃうし、しかも翌朝記憶が無いってところが
疲れが取れて体はスッキリしてるのかもしれないけど、心まで癒されてるかどうかは分かんないなぁ、と。
もはや睡眠薬か催眠術で眠らされてるんじゃないかと疑うレベルですぐ寝ちゃうから 笑
ギザ歯も手伝って、攻めの笑顔が何か企んでるかのように見えちゃって邪推しちゃう。

最後、えちシーンがアッサリしててエロくない。
個人的に、えちがエロくなくても許せるのは、精神的に萌え散らかされるカップルに限る。

とまぁ、それぞれの「ん?」な要素が重なっちゃって、こちらの評価になってしまいました。
どれか1~2個だったらスルー出来るんですが、重なっちゃうと逆相乗効果でね。
表紙が大変美しかっただけに、残念!
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!