このレビューはネタバレを含みます▼
アイドル文化を取り入れた異世界転移ものです。
受けがアイドル、しかも異世界転移という珍しい題材にひかれて読みましたが、物語の9割位は主人公である受けが嫌われたり、騙されたり、利用されたり、痛々しいほどに民衆の支持を得ようとする話なのがしんどかった。
ただ最後はその辺も乗り越えた上で人々から支持されて、攻めとも結ばれ、きな臭い世界の理についても解決したので良かったです。
かなりご都合主義的なところはありますが……しかし異世界でペンライトやマイクやグッズ販売を押し進める受けの面白さ、攻めがカタブツの癖に受けを推してるところとか色々良かったので、読んでは良かったと思います。
まあでもしんどいシーンの方が多かったので、読み返さないと思いますが……。もっとカタルシスを感じるような場面が多かったら尚好きでした。
あと、現世なんですけど。
ざまぁ展開貰えませんか!?!?アイドルグループの名前とかほかのメンバーの名前とか、裏切ったマネージャーの色んな設定まで出したくらいなんだから、最後ざまぁしてくれませんか!?消化不良なんですが!!受けを裏切った人達や死に追いやったようなファンたちにざまぁください。本当に。モノローグでいいんで、その後マネージャーが失脚してグループ解散してメンバーのスキャンダル漏れて事務所は倒産してファンたちには本当のことが浸透してみんな後悔してくれないと。
のうのうとみんな生きてマネージャーも健在でアイドルグループも存続してたらムカつくじゃないですか。全部ざまぁしてくれないと本当に無理です。
散々物語のほとんど受けがそれで苦しんでたので、最後それだけは欲しかったです。残念