追放薬師アメリー ~婚約破棄されたら、ウワサの残虐王子と溺愛ルートに入りました!?~ 【連載版】
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追放薬師アメリー ~婚約破棄されたら、ウワサの残虐王子と溺愛ルートに入りました!?~ 【連載版】

末松樹/はんそで

アメリーの隠された秘密

ネタバレ
2025年10月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公「アメリー」の故郷「セギュール領」は、東の辺境地ではあったが
肥沃な土地に様々な薬草を育て、調薬の研究をして、
小国『ヴァロイス王国』の宝物庫と呼ばれ長年薬師の活躍を支えてきた。
ところが自然災害により領地は窮地におちいってしまう。
公爵家より多額の援助と共に婚約締結と「王宮治療院」への登用の話が持ち上がり、アメリーは領土の為王都へ・・・。

治療院では、薬剤室長の婚約者をはじめ所員に田舎モノと蔑まれていた。
そんな中、両親が不慮の事故で亡くなったのを理由に、
後ろ盾のないものは平民同然だ!と婚約破棄を言い渡され治療院を追放される。
この場面で、今まで強い態度での反抗など何ひとつせず我慢していた主人公の突然の返し!
いい場面でしたー。

当てもなく飛び出したアメリーの危機を救ったのが、
〝魔の森〟を挟んだ隣国『フランコル王国』の第3王子「シリル」ふたつ名〝残虐王子〟その人だった。
国交の無い両国では情報も錯綜していて、噂に尾ひれがついて広がっていた。
そしてフランコル王国の病の治し方が〝祈る事〟。
そこで大活躍をしていくのが主人公・・・という事でしょうか。

調剤薬が知られていない世界で理解を得ていくのも大変な事だと思いますし、
元婚約者の父公爵のアメリーへの固執も気になります。

残虐王子との絆を深めていく過程も楽しみですが、
調薬の奥深さが語られるその背景などもとても期待してしまいます。

レビューで他の方が言われる、作画に気になる部分があるのは確かにそうかもしれません。
が、私は作家さまの個性と受け止めます(^-^)
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