このレビューはネタバレを含みます▼
嗚咽混じりに泣きじゃくったのは久々でした…。
実はアニメ組でして、某アニメ枠を毎回非常に期待して拝見させていただいているのですが、この作品、3話で見るの止めてしまってたんです。当時の私には残念というか、がっかりした感というか…。
それから数年後、つい先日ひょんなことで仕事を休む羽目になった時、時間を持て余して、映画作品を含め最後まで一気見したんです。
そうしたら、もう涙止まらなくて止まらなくて…。参りました。
結果全巻購入。最新刊まで。
ネット上で賛否両論のレビューをたくさん本当にたくさん拝見しました。
思い返すと、当時の私にはこの作品に触れる心が養われてなかったのかなぁと実感…。
心を抉り取られるような別れをした真冬が、立夏に出会って顔を上げて前を向き歩き始める様と、互いに深い気持ちを持ち続けてるにも関わらず、秋彦と別れなくてはいけなくなった雨月が自らの道を選び歩いていく様。
由紀を好きだと勘違いしたまま柊を地中の中で燻るマグマのように想う玄純、どうしょうもなく器用貧乏な、でも最高の調停者の春樹、作品中のキャラクターのコントラストが見事に描き分けられてるそんな素敵な作品です。
この作品、音楽なしでは成立しない作品。海への歌詞とフレーズは心を抉られました…。ラララのフレーズで大号泣…。存分に由紀と立夏の想いが心が胸に刺さりました。
でも、一番刺さったのはコントのような4コマ漫画だったかも…。そんな茶目っ気たっぷりなところもこの作品の良さではないでしょうか。
最後に、最新刊のラストページ。作者さんの想いが、この作品に携わった全てのスタッフさんの存在も含めて確実に私の中に残りました。
生み出していただいてありがとうございました。
個人的に春樹さん!大好きです!