純潔でなくとも、あなたと~捨てられ令嬢が幸せになるまで~【単話版】
報われて幸せになってと祈るばかり





2025年10月9日
ヒロイン(降爵寸前令嬢シエナ)は不遇の身の上。叔父の高価な壺を破損した兄の身代わりに名乗り出て、弁償出来ないのならばと、純潔を奪われます。しかもその事を既婚者への誘惑と捉えられ、処刑される事に。偽善者である叔父の計らいで処刑を免れるものの、父親から不穏な噂の絶えない相手との婚姻を命じられます。
夫(国家騎士団長子息ルイス)は騎士団試験で不合格になり、辺境へ追いやられ酷く荒み、気に触った者を手打ちにしているらしい人物。恐れを抱きつつも夫と対面しますが、強い拒絶を受けます。確執のある父親が勝手に進めた縁談に従う気などないからです。しかしヒロインは召使いの取り成しにより滞在を許可され、結婚の話しは進むので安心するように伝えられます。
うーん。不自然さが散見します。まず叔父の非道ぶり、壺破損を口実にまだ未成年であろう姪を手籠めにします。そしてそもそも兄を何故庇ったのか?(責任は父親が取るべき)純潔を失って激怒し、虐げる父と兄(庇ってもらった恩は?)責められるのは叔父では?
これが仮に父親死去で兄妹で叔父に扶養されており、兄を庇った、叔父の醜聞を一方的に押し付けると同時に腹いせの為に、叔母が問題ある相手に嫁がせたなら、まだ分かる気もしますが…。
ヒロインは「今日は辛くても明日はいい日になるかもしれない」と自分を励まし生きてきました。初夜を断られ安堵するのが憐れ。自分を穢れた存在と苦しみつつも、自分の良心に従って行動します。
そして視察で農業(平民)と畜産(孤児)の対立を知り、和解の為に奔走します。その献身ぶりに夫は自分を省み、領主として無責任であったと行動を改めていきます。
ヒロイン、とにかく献身的。良識があり、お淑やか。淑女として尊敬されていい人物像なのですが、純潔でないという心に闇を抱えています。また夫もヒロインの事情を知らないようで、関係が深まるにつれ、爆弾を抱えているに等しくなります。また夫が病弱で常に咳込み、健康に不安があります。(体格は優良に見えますけど)
とにかく不憫なヒロインと、ヒロイン程ではないにしても不遇な夫、ふたりが題名の通り、幸せになるのを願わずにいられません。
夫(国家騎士団長子息ルイス)は騎士団試験で不合格になり、辺境へ追いやられ酷く荒み、気に触った者を手打ちにしているらしい人物。恐れを抱きつつも夫と対面しますが、強い拒絶を受けます。確執のある父親が勝手に進めた縁談に従う気などないからです。しかしヒロインは召使いの取り成しにより滞在を許可され、結婚の話しは進むので安心するように伝えられます。
うーん。不自然さが散見します。まず叔父の非道ぶり、壺破損を口実にまだ未成年であろう姪を手籠めにします。そしてそもそも兄を何故庇ったのか?(責任は父親が取るべき)純潔を失って激怒し、虐げる父と兄(庇ってもらった恩は?)責められるのは叔父では?
これが仮に父親死去で兄妹で叔父に扶養されており、兄を庇った、叔父の醜聞を一方的に押し付けると同時に腹いせの為に、叔母が問題ある相手に嫁がせたなら、まだ分かる気もしますが…。
ヒロインは「今日は辛くても明日はいい日になるかもしれない」と自分を励まし生きてきました。初夜を断られ安堵するのが憐れ。自分を穢れた存在と苦しみつつも、自分の良心に従って行動します。
そして視察で農業(平民)と畜産(孤児)の対立を知り、和解の為に奔走します。その献身ぶりに夫は自分を省み、領主として無責任であったと行動を改めていきます。
ヒロイン、とにかく献身的。良識があり、お淑やか。淑女として尊敬されていい人物像なのですが、純潔でないという心に闇を抱えています。また夫もヒロインの事情を知らないようで、関係が深まるにつれ、爆弾を抱えているに等しくなります。また夫が病弱で常に咳込み、健康に不安があります。(体格は優良に見えますけど)
とにかく不憫なヒロインと、ヒロイン程ではないにしても不遇な夫、ふたりが題名の通り、幸せになるのを願わずにいられません。

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natsu さん
(女性/40代) 総レビュー数:366件