スモークブルーの雨のち晴れ
」のレビュー

スモークブルーの雨のち晴れ

波真田かもめ

大人のエロさを感じる作品

ネタバレ
2025年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「絵が好みじゃない」と思いつつレビュー評価の高さから1巻を買ってみました…… ら、続きが気になって6巻まで買ってしまいました(笑)
お互い言葉で「好き」「愛してる」と言うのではなく(たまに言う位)、静かな熱や行動で示しあう雰囲気の作品です。

MRの同僚時代はライバルに近かった2人。攻受共にゲイだけどお互い知らず、攻が退職する時の送別会で攻からの誘いでワンナイトします。攻とはそれきりでしたが、その後受も燃え尽きて倒れる寸前に姉の気づきで退職。無職で緩やかな生活をし、店で見つけたワンナイトの相手とホテルへ行く途中知らぬ男に止められます。タクシーに押し込まれてから相手が攻だと認識するも、店で薬を盛られていた受は寝てしまい気付くと攻の一軒家に。そこで初めて攻が翻訳家になったことを知り、後日の連絡で仕事を手伝うことになり…。

恋人ではないけどセ〇レよりは密という関係性で話が進みます。お互いに心が向いているけど束縛するでもなく、でもHは激しく(笑)受のわがままを攻が受け入れる形で話が進みますが、そのうち実は昔から攻が受を好きだったことがわかります。2人の恋愛を炎で表すなら赤ではなく青白い炎ですかね。静かにチロチロと、でも赤より青白い方が何倍も温度は高いと言う。エロもそれなりの描写と頻度でしっかりと。大人の恋愛という雰囲気な作品でした。
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