私の専属奴隷が帝国の皇子だったなんて知りません!
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私の専属奴隷が帝国の皇子だったなんて知りません!

天城/

受け攻めともにキャラがよい

ネタバレ
2025年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 白薔薇と称えられるほどの美貌を持ち華やかに振る舞っているけど、触われるのは幼い頃からの専属奴隷だけだし、彼に愚痴や不満をぶちまけてなんとか表面を取り繕っているという受け。いやいや、語学はできるし、国のことを憂い外交の経験知識もある。そのうえ剣の腕までたつんかーい。自分のことをダメダメと思ってるけど、すごくまともで賢く強く美しい。こちらが攻めのスパダリキャラでもいいじゃないかーいというほど優秀。それをうわまわる褐色の美丈夫ぶりが逞しい攻め。実は帝国の皇子で幼い頃に奴隷に身をやつし、その頃から受け一筋。父王を倒し王位を狙う。キャラ設定だけでウハウハでは。貴族の子どもが叱責したり気まぐれに与えたり、意地悪してたと思っていたことが、されている側からすれば教育を受けさせてもらって可愛がられていると受け取っている。成長してかつての振る舞いの復讐に怯える受けと溺愛一直線の攻め、というのはあるあるですよね。よろしい。楽しい。
一枚のイラストも素敵だった。ジャミルがルキーノに対して欲をだした場面で。…表紙で背景の一部が逞しいジャミルのウサギ耳に見えて獣人属性まであるんかい…いや、そこまでは…と思ったのは内緒。
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