相手を想う心が見えない。




2025年10月14日
[5巻まで読了]
1巻を読み始めたところから何となく違和感はあって、真冬の過去が明かされたところでもう決定的に理解しがたいと思ってしまったんだけど、人気の高い秋春編までは読みたいと思い(1巻の時点ではこの二人の雰囲気は好きだったので)、5巻までは読みました。……が、結局どちらのカップルもハマることなく、離脱しました。
とにかく、真冬と秋彦のキャラクターが受け付けない。二人ともあまりに自分のことしか考えていなくて。
相手のことを強く強く想っているように見えて、実際考えているのは〈彼〉のことではなくて〈彼を好きな自分〉のことばかり。
彼を好きな自分、彼を失って苦しんでいる自分、苦しみから抜け出して前に進みたい自分、自分、自分、自分……で、相手の心なんて全く汲もうとしていない。
そりゃ、恋愛なんてエゴが出るのは当たり前ではある。自分のことでいっぱいいっぱいになって、相手の気持ちを見失ったり傷つけてしまったりはする。けど一方では相手の幸せを願ったり相手の苦しみに心を寄せたりもして、葛藤するものじゃないのかな。
真冬と秋彦はいつも一方通行。特に真冬はずーっと自分の内側にしか目が向いていなくて、共感も同情もできなかったです。表現が下手だとか、特別な感性の持ち主だとか、そういう次元ではないと思う。
あまりにも重いエピソードがあった割に、軽いノリの流れが挟まったり、あっさり気持ちが動いたりするのも付いていけなかったし、自己陶酔っぽいポエム調モノローグも好みでなかったです。
1巻を読み始めたところから何となく違和感はあって、真冬の過去が明かされたところでもう決定的に理解しがたいと思ってしまったんだけど、人気の高い秋春編までは読みたいと思い(1巻の時点ではこの二人の雰囲気は好きだったので)、5巻までは読みました。……が、結局どちらのカップルもハマることなく、離脱しました。
とにかく、真冬と秋彦のキャラクターが受け付けない。二人ともあまりに自分のことしか考えていなくて。
相手のことを強く強く想っているように見えて、実際考えているのは〈彼〉のことではなくて〈彼を好きな自分〉のことばかり。
彼を好きな自分、彼を失って苦しんでいる自分、苦しみから抜け出して前に進みたい自分、自分、自分、自分……で、相手の心なんて全く汲もうとしていない。
そりゃ、恋愛なんてエゴが出るのは当たり前ではある。自分のことでいっぱいいっぱいになって、相手の気持ちを見失ったり傷つけてしまったりはする。けど一方では相手の幸せを願ったり相手の苦しみに心を寄せたりもして、葛藤するものじゃないのかな。
真冬と秋彦はいつも一方通行。特に真冬はずーっと自分の内側にしか目が向いていなくて、共感も同情もできなかったです。表現が下手だとか、特別な感性の持ち主だとか、そういう次元ではないと思う。
あまりにも重いエピソードがあった割に、軽いノリの流れが挟まったり、あっさり気持ちが動いたりするのも付いていけなかったし、自己陶酔っぽいポエム調モノローグも好みでなかったです。
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