勇者になりたかった側妃、本物の勇者に下賜される
」のレビュー

勇者になりたかった側妃、本物の勇者に下賜される

滝沢晴/奈良千春

安定の良作

2025年10月19日
滝沢晴先生と奈良千春先生は安心と信頼のコンビですね。
試し読みがなかったのですが作家買いで購入しました。
話の内容はタイトル通り、勇者になりたかったのになれなかった側妃が、魔王討伐の褒賞として勇者に下賜されると言う内容です。もちろん勇者が切望して下賜してもらいます。
大体序盤で勇者の正体は読者には予想がつくので、ニヤニヤしながら読み進められます。
オメガの受はオメガとしての環境に毒される事なく性根が真っ直ぐに育ち、本当に良い子です。
ですが、それでも心は傷ついているのでその心を救ってくれるのが勇者であり、周りの勇者の眷属たちです。
滝沢先生お得意のモフモフと子供は別の形で出てきますし、最後にちょっとした秘密がバレたりと終始面白かったです。
攻の勇者は、一言では言い表せないんですが、すごく純粋な陽キャの皮を被った陰キャの執着変態攻です。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!