箱庭の熱帯魚
」のレビュー

箱庭の熱帯魚

Luria

うっとりする絵と、納得のストーリー

ネタバレ
2025年10月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな大好きな作品の小冊子が出たので購入して気付いた、レビュー書いてなかった!
Luria先生の作品はとにかく絵柄がどストライクで、全ての作品を購入済みでございます。
何よりも、攻め様の眼差しが優しい!なのに頼れる雄の色気があって好き!

今作は、事情を抱えた子達が働く地下風俗店が舞台。
熱帯魚屋さんの地下にあるそのお店は、まさに水槽の中のような美しいお店。
働く子達を水槽の中の熱帯魚になぞらえて、水槽から出た後のことを想像して憂う乾さん(攻め・リーマン)の表現がすごく素敵だった。
店の経営者の通称「パパ」も、たまにしか出てこないけどすごく素敵な人で、「そうやってしか」生きる術をしらない子達を護ってくれてたんだと思う。
でも現実問題、この先一生そうやって働けるわけじゃないから、あのタイミングであの展開になったのはすごく綺麗だった。
乾さんがすごく勇気のいる決断をして、主人公カップルだけじゃなく、皆が幸せになる結末は見事でした。

ホワイトくん(受け)が、まぁとにかく綺麗で可愛くてヤバいです。
絵もストーリーも、百点満点。

2巻目の小冊子は漫画部分は8ページです。
麗しいカラーイラストが4ページ。
作品のファンなら嬉しい一冊!
紙で持っている方は重複注意。
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