このレビューはネタバレを含みます▼
作者様買い。御伽話BLというらしいです。そんなジャンルなんですね…(読むのは3作目)。
既読の2冊も童話とか御伽話ベースだった。今回は「幸福の王子」がメインで他にも様々なエッセンスが盛り込まれていて和洋中折衷の不思議な世界観。絵が繊細で美しく、p数も多くてボリューム感すごい。
麒麟の坊ちゃんと燕の乙鳥(つばくら、で変換された!)の自己満足の愛の物語。自己満足ですよ…相手の幸せのため、と言ってもね…「あなたにこうして欲しい、と願ってる私」を満たすためなんですから。
「幸福の王子」を知っているだけに、ラストが気がかり。宝石を外し、金を剥がすのと近い、痛々しい出来事。先は気になるけど、体も心も痛そうで読むのが辛い!
ときどき出てくるピー助に癒され、写真を撮る時の乙鳥にクスリと笑い、将校姿の坊ちゃんに萌えて読みました。
えちシーンはあります。が、修正が必要な描かれ方はされておらず作品の雰囲気を壊していないのが良い。美しいまま。ちゅうで卵がね…カワイイ。
この作者さまのはネタバレ無しで読みたかったのでレビュー未読。ハラハラしっぱなしでした。
でもそれで良かったと思ってます。涙なしには読めない感動ストーリーで最高でした。