転生した兄上は三〇番目の兄上です
」のレビュー

転生した兄上は三〇番目の兄上です

司馬犬/渋江ヨフネ

性格認識の齟齬が絶妙

ネタバレ
2025年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ぶつ切り売りのサイトで読んでるんですが、纏めてこちらで購入するか検討中。
幼い弟(従兄弟)という立場から見た尊敬する兄と、当時見栄を張っていた兄の実際の性格のズレからも、証明の難しさからも、なかなかハッキリさせられないやり取りが、そして理性ではなく感性と心で惹かれ合っていく様子が見ものです。
両思いで結ばれてからのイチャイチャはほぼ無いんですが満足感が高く、良かった。
多分そのうちまとめ買いします。
ただひとつ、なろう用語の表現語彙、「目を丸める」と「肩を丸める」のダブルコンボでガックリくるのでマイナス。
日本語の慣用表現として個人的にどうしても許せんのですわ〜
ロクスの種族に関しては、ベルムートで失伝した感じなのは口伝の宿命でもあるんですが、もっとちゃんと記録を残しておくべきなんじゃないかという点ではモヤります。
ロクスらしいといえばそうなんですが、後世の羽ナシの差別や生存率に関わる重要情報だし、ベルも権力者としてキチンとすべきだったんじゃないかな〜という感じはします。
他の方がわからなかったと書いてる、なんで兄上集めしてたのかとかの説明は本文中にありますね。
ただ確かになぜか頭に残らない…。
その辺の初回復活祭関係のお話とか、後日譚とか番外ケフィン&ルウ編みたいなのでもう一巻くらいいってもいいんじゃないかなぁ
2人のラストシーンは鳥人らしさが一番現れており、非常に見応えがある感じで良かったです。
あと微妙に気になる点は、血を吐きまくっていたはずのロクスが、唇を噛んで滲んだ血で初めて鉄の味がとか言ってることですかね。
とにかく脳筋ロクスのキャラ勝ちな感じの作品です。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!