主人公のための物語

ネタバレ

2025年10月26日

このレビューはネタバレを含みます▼ ペイスが有能すぎ、才能が突き抜けている。ペイス無双が私は読んでいて楽しかった。能力と豪運もさるところながら、我を通すことで生じる結果に責任と覚悟があるキャラだという部分でも小気味いい。
ペイスは立場上、人を使いながら自己実現できる人生、だけど、その分残酷な決断をしなければならないし、それをいつまでも引きずったり弱味にしてはいけない、そのことを無意識にわかりすぎてるキャラ。基本迷わないし悩むこともほぼない、詰めた論理が現実にほぼ必ず通用するのはチートとして。ある意味共感性を鈍化させたキャラで、サイコパスと紙一重なのかもしれないけど、それでもペイスは縁ある多くの人の人生を、充実させていて凄いなと。
あと、お菓子だけ作って暮らしたいのに、自らの才能ある人生に課せられた仕事に真っ向から取り組んでいて、かつ自我も諦めてないところがパワフルで、我を通した先に他人も幸せにできる、めっちゃ主人公設定のキャラで面白いなと思いました。

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モカさん

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