ひかえめに言っても、これは愛
」のレビュー

ひかえめに言っても、これは愛

藤もも

「他人を助ける」ことを躊躇なくできる二人

ネタバレ
2025年10月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ お互いのことが大好きなだけでなく、信頼や尊重、そしてお互いを守りたいというまさにひかえめに言っても愛でしかない関係を築いていく二人の姿にきゅんきゅんします。
嫌な気分になる悪人の当て馬とかも出てこないので、少女漫画好きだけではなく少女漫画初読者にもおすすめです!

↓以下ネタバレ

ヤンキーと生真面目と一見正反対に見えて、見返りを期待するわけでも、過度に相手に同情するわけでもなく、ただただ自分自身が正しいと思えばすぐに他人に手を差し伸べることのできる、芯のあるところが似ている二人。
助けることはあっても助けてもらうのは稀な二人がお互いの絶対の味方になっていきます。

禅(ヒーロー)の溺愛っぷりが伝わってくるので安心して読めるのが好きポイント。最初からフルスロットルでリサ(ヒロイン)のこと大好きだし、リサと話す度に不器用で健気で強くてかわいい彼女の姿にさらに惚れてってるんだろうなーってのがよくわかります🎶
雨の中怪我だらけで避けられまくってた禅を助け、ヤンキー相手にも震えながら禅を庇い、時折強烈なデレをぶっ込んでくるリサにこちらも一緒にかわいい!!ってなります。

リサをよく見ているからかすぐに本心に気付く禅だったり、ちょい天然気味でうじうじしすぎないリサだったり、毎回のセンスの良すぎる美麗扉絵だったり、リサが禅とバイクに乗った時のキラキラとした景色だったり……
好きなところをあげたらキリがないくらい全てが最高です!

勿論主役二人以外にも魅力的な人達が沢山出てきます。特に女好きチャラヤンキーだけれど実は強烈なコンプレックスがあり、それを打破したリサに横恋慕してしまうふーみんとの関係は今後どうなるのかドキドキです。赤面しつつの「オレを見てろ 天川理沙」にはきゅんを超えてぎゅんとしました。

二人とも想いあっている上にさっぱりとしているので、モヤモヤする展開や過度なすれ違いはありません。
モヤつくことなく、きゅんきゅんキラキラした話が読みたい方はぜひ。

↓以下ヒーロー交友関係気になる人向け超絶ネタバレ



7巻までで過去の相手言及なし(いたのか不明)、中学時代モテてはいたが本人は気づいていない

リサ以外で禅のことを好きな女一人(明るい、リサとも仲良くなる)
※メインに大幅に絡む人のみカウント
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