愛されない王妃と忘れられた初恋
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愛されない王妃と忘れられた初恋

汐宮ゆき/木山花名美/エトワール編集部

よかった

ネタバレ
2025年10月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 国王には元々幼馴染の許嫁がいて、でも許嫁の父親が謀反をおこして許嫁は流罪に。愛する人を助けられなかったことが罪悪感となったまま苦しんでいたところに、資源豊富な小国の若き娘との政略結婚の話が持ち上がります。いやいやながらも国王という立場で受け入れた結婚だったので、王妃には最初から冷たい態度で。王妃も許嫁の存在を知り国王の冷たい態度も辛いながらも耐えていたのに、妊娠を告げた時の国王の態度で心が折れてしまった。色々あり王妃がいなくなって(伏線はありつつの突然のホラーっぽいファンタジー要素があるけど、無理やり感とかないので違和感なく読めます)王妃の日記を読んでからの国王のターンでなぜあんな態度をとっていたのかがわかるので、すれ違いはせつなかったけど、納得できました。
短編だけど、話がうまくまとまっていて長編読んだくらいの読後感です。虐げられた王妃様の話よくあるけど、だらだら長くなく切なさもたっぷり味わえたので読んでよかった作品です。
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