推しと恋の境界線はどこですか？【電子限定おまけ付き】
中見トモ
ファンタジーの中に現実をぶち込まれた気分
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
キャラクター2人が性格も良く、可愛かったです。
ただ、攻めの見た目や性格が硬派な感じがして、推し活という題材から浮いたように感じてしまいました。
さて、タイトルの件です。
個人的にはBLはファンタジーカテゴリーと思って読んでいるんですが、2人の初めてのシーンで大変感銘を受けた結果⭐︎5評価にしました。
基本的にR18シーンはサラーっと流し読みしてしまう時があるタイプなんですが、途中で攻めの手首に違和感を感じました。
ブレスレットかな？とも思ったんですが、念のためバックして見ると黒手袋！！
何の脈絡も無く黒手袋！！！
つまりは衛生面や受けの身体を労った配慮一択。
このタイプは白抜きになっていても隠せない、絶対にスキンは着けるタイプじゃ！と妙な確信があり、なんだか得した気分に。
巻末の特典で謎にガッツポーズしてしまいました笑
ファンタジーに衛生面や傷などへの配慮という現実を捩じ込まれたBL脳が一瞬でパニックに。
脳が久々にバグる感覚が新鮮でした。
上記の攻めの様子からして、かなりキャラクターと物語が剥離しているアンバランスさが違和感としてありましたが、該当部分をチェックする意味でも読んで欲しい一冊です。
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