きみは尻尾を隠せない
」のレビュー

きみは尻尾を隠せない

榮田m.

イケメン忠犬攻めの好き好き大爆発ラブコメ

ネタバレ
2025年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 系統としてはラブコメディ。
獣人物、オカルトやファンタジーでは無く、余りにも溢れる愛情がダダ漏れって事を尻尾で可愛く表現してるだけなのでジャンル間違わない様に。
ま、タイトルの君は尻尾を隠せないっを直訳すると君はスキスキムーブを隠せないっ。ま、そういう、ニュアンス。
韓国BLなどに時折効果的な感情表現としてブンブン尻尾や犬化が使われたりするが、まさにそんな感じで年下攻めの止まらない溢れんばかりの愛情を効果的に表現している。
話はイケメン専門学生の年下攻めが年上黒髪受けの交番勤務の警察官に職質される所から始まる。
明らかに挙動不審な今時な若者の攻めに不法な事をしているのではないかと疑いの目を向ける受け警察官。
なに?どうなるの?と、思わせといて直ぐに推し活全開の攻めの心情とその裏事情を読者にだけに解る様にして、攻めには解らない展開なので、ガチ恋推し活ムーブ全開攻めと警察官モードで怪しむ受けとの噛み合わない思考や会話が楽しい。
この作品の旨味成分としては、攻めが高身長イケメンでモテ男なのに一途に愛情を伝え続ける、純情チェリーであるギャップが意地らしく可愛い。
そして、受けは恋にトラウマあるも年上の大人らしい男らしさと包容力が有って心が通い有った時の成さるシーンの大人の余裕が良い。
この2人の幸せな今後も見守りたいなと思えるCP。
なさるシーンは最後の方に筋肉質な2人の絡みは愛情たっぷりで白抜きぼやっと。エロ度は高くないが多幸感あり。
口角上がりっぱなしで楽しく読める一冊。
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