このレビューはネタバレを含みます▼
二人の幸せを願いながら全巻一気読みしました。
登場人物みんなクセが強くてそれぞれストーリーに繋がる意味を持っててテンポも早く読者を飽きさせない隙を与えない感じが読んでいて楽しかったです。
和智が槙尾と出会い、自分の人生には色が着いてなかった、槙尾と生きる未来以外要らない、槙尾さえいれば何を失っても構わないって言い放ったの痺れました!
全てが仕組まれた出来事の様なストーリーの中で、槙尾が和智とのSEXの時にたまにこぼす本音なのかなって思う言葉にもキュンキュンしてしまいました!
そして若頭の槙尾を思う気持ちが父親のような恋人のような、愛という意味全てを包み込んでしまう大きな愛がカッコよくて最高でした。若頭が槙尾をカタギの世界に送り出そうと槙尾にもう会うことは無いと言うシーン、若頭もカッコイイし槙尾の涙も堪りませんでした。とても綺麗な涙でした。
そして何より、読者に息をつかせない程のエッチなシーンの多さ、そして毎回どエロいのに、何故か不思議とこちらが幸せな気持ちにさせられてしまっているの中毒性ヤバかったです。
あの!槙尾が!和智とのSEXは「腹の奥に濃い恋情(おもい)をブチ込まれる感じがたまんねぇ」って表現してるの思わず顔を枕にうずめて発狂したくなるほど堪らねぇ!でした。
和智が「槙尾は嘘をつく、騙して利用してバレても悪びれもしない。善良でも誠実でもない、でも、あの人は俺を守ろうとする時にも、やっぱり嘘をつくんだ」、、この言葉に"くちづけは嘘の味"の魅力がたっぷり詰まっているなと感じた好きなシーンのひとつです。
私がどこかで見落としていたのか、、槙尾は和智を「おまえ」って言うのに、和智が槙尾を「あんた」呼びするの読んでいてずっと違和感がありました。なぜ「おまえ」とかじゃなく「あんた」なのかなって。
、、まさかの和智年下だった!!私、その情報見落としたのでしょうか(笑)
もう和智が年下だと知ってからの槙尾と和智が二人でベッドにいるシーン今までとは違った二人に見えてドキドキが止まりませんでした。
また最初から読み返そうと決意しました。
1巻から10巻までずっと最高でした。この本に出会えて本当に良かったです。
二人の世界がこれからもずっと幸せである事を祈っています。
追記
全巻読み終えて一日過ぎまた読み始めました。2周目、、1周目を超える面白さに襲われます。