このレビューはネタバレを含みます▼
終始ギャグ中心でありつつ、時折見せる月(ヒーロー)の重たい愛情とのギャップが良いです。
度を超えたツンデレヒーローは苦手なのですが、ポンコツかわいい歩(ヒロイン)によって中和されています。キュンとするシーンも多く、月が素直に気持ちを吐露するシーンや歩の時折見せるガチ恋照れ顔がかわいいです。
サブカップルメインの話も一部あり、天然×ツンデレでこちらも可愛い。
月は嫌がらせレベルのいたずらもしているので、歩に愛想をつかされたらどうするの? と思いつつ、なんだかんだ歩は許してくれるだろうという甘えもあるのかなと。
そんな月の印象が特に変わったのが3巻23話「他に運命の人がいたって」のセリフ。それまでもめっちゃ好きじゃんとは思ってましたが、このセリフからは決意とか執着とかその他諸々とにかく重い感情が伝わってきました。
けれども歩のぽんこつっぷりも負けておらず、周りからすれば明らかに歩のこと好きでしょとなる行為も、明後日の方向に解釈されて全く伝わらないのがなんとも不憫。
それに加えて歩は癖のある後輩キラーな部分があり、月を狙う小悪魔女子も月を妬む拗らせ男子もどんどん沼にハマっていきます。
特に八雲は歩を好きになるのもさもありなんといった感じ。
自身の努力に対し「月くんに勝てるわけない」とモブ女に言われた後(9巻77話)や、見る目がないから騙されると自虐した後(10巻84話)。歩の言葉が八雲にとってどれだけ救いだったのかと思うと……あんなん好きになっちゃうに決まってます。切ない。
とはいえ失恋を受け入れるシーンは月との友情もありつつの爽やかな仕上がりです。
この八雲の失恋シーン然り、全体的に重苦しくなることがないので、自然と二度三度と読み返したくなります。
最終13巻では「いつか絶対毎日〜」のシーンが両思い成立シーンの、月大学卒業後のキスシーンが初キスのセルフオマージュとなっているのが彼らの変化を実感できて良かったです。
ギャグシーンも文句無しに面白いので、たくさん笑えてたくさん胸きゅんして、少し泣ける。そんな恋愛漫画をお探しの方は読んでみてください。
↓以下ヒーロー交友関係気になる人向け超絶ネタバレ
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過去の相手描写なし 全て歩が初めて
歩以外で月を好きな女一人(後に歩が本命?と言われるほど歩に沼る)
その他軽い接触(勝手に抱きつく)があるモブ女は数名