祝福のチェスカ
」のレビュー

祝福のチェスカ

乃原美隆

ストーリーテラーに終わらない主人公に好感

2025年11月8日
お試しで開いた1ページ目で
「あっ、これは結局買うやつ。私大好きなやつ」
と悟り、ページを閉じて最初から購入しました。

まず、世界観と宗教観がよく練られていること。
そして言語が異なるということ。
これが作品の要と言っていい。
言葉が通じなければ理解ができないし、理解をしようと思わなければ視線も交わらない。
主人公が主人公である所以がここにあるのも良き!

同じ人間なのに、生まれた時に人と人ならざるものと分けてしまう設定は世にごまんとあるけど、人の残酷さとか傲慢なところをちゃんと表現しているし、苛烈さはなくともじわりじわりと心に刺してくる!

その画風から「あら?またかわいいお嬢さんとかっこいいお兄さん方の学園キャッキャ物語かしら?」という浮ついた気持ちを「そんなんじゃねーぞ!」🤛してくる勢いと意気込んでいるのがすごくわかって読者は大変微笑ましい。

あと、キャラクターデザインが良いし(大事!)
背景がちゃんとしてる!!!!!(超大事!)
いやほんと背景おざなりになる案件最近多く見るから…頑張ってくれ〜!!!

えっ?二巻刊行はじめましてな作家さんなの?
信じられない!この原石、しっかり握って離さないのよ!一迅社ァ!!!
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