高嶺の花には欲がある【単行本版】
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高嶺の花には欲がある【単行本版】

蟹宇まい

萌え要素のてんこ盛りで胃もたれ

ネタバレ
2025年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ボディーガード、一条晃✕化粧品ブランド後継者で広告塔、紫小路怜。
絵が綺麗だと評判だったので。
確かにこの作画は凄い。
上下の睫毛がバツバツなのは令和の作画って感じがする。
ただ内容が、ツンデレ、美人受け、俺様攻め、スーツなど描きたいことが多過ぎてまとまらずに散らかってしまったように思えました。

キャラ設定にしてもボディガードの一条は、人通りのある屋外の車の中でキスして写真を撮られるしでポンコツだし、ボディガードというよりもマネージャーでは?
いちいちカッコつけのセリフというか
「これ、萌えるでしょ?」ってとって付けたようなセリフでかえって引いてしまいました。
急にストーリーにバイクと夜景を突っ込んできてバブリーになるし。

怜の仕事中でもずっと「僕」が気になって仕方なかった。
仕事中は「わたし、もしくはわたくし」です。
別の漫画で普段マネが「わたし、わたくし」と対応していて、急に「なあに、〇〇くん、俺のことばっかり見て」のオマケ漫画があり、すごく好きなんですが、どうしても怜が世間知らずで幼稚に見えてしまって。
しごできな頑張り屋さん設定がグダグダになってしまうので、勿体ない。

全体的にスピーディーにサラッとだったのでストーリー重厚ではありませんでした。
そこを期待していたのですが。
続編が決まっているようですが、ふたりの今後は気にならないので、読まないと思います。
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