みいちゃんと山田さん
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みいちゃんと山田さん

亜月ねね

同世代だったのでなおリアル。

2025年11月17日
この作品の時代と同時期に大阪の繁華街でキャバ嬢をしていました。だからこそ懐かしいし、結構リアルで。
実際みぃちゃんほど酷くはないにしても、こういう子居た。
当時は薬やってるか病んでる変わった子と思って流してたけど(夜職だとあるあるなので)、今思えば知的に問題があった子も居たかもしれない。
頭が良くないので、指名のお客さんを持てず、安易に枕したり…だいたいがホストとかにハマって風に流れていって、その後はどうなったのかな。
そのうちの知り合いが当時ニュースで結構やっていた、自分の子どもたちを目張りした家に置き去りにして…という事件の当事者と、ホストで張り合っていたキャストの子が居たけど、その詳細なんかを話してる感じが、嬉々としていて闇深くて…(普通だったら子供が亡くなってる話をネタとして話せないはず、どんなにその親のライバルの女の子が憎かったり子ども嫌いでも)
それも知的な問題等でよく分かんないけど面白い!みたいになってしまっていたのだろう。
その子たちの事を思い出して暗い気持ちになるくらいには、この漫画の世界観はリアルです。
そしてそういった刹那的な生き方に酔ってしまうのが若さでもあり。
まぁ実際には山田さんみたいなずっと気にかけてあげれる優しい子なんてほとんどいないと思いますが。
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