このレビューはネタバレを含みます▼
常に無感情で表情が変わらない安藤さん(受け)に対して、笑わせたいと1年間奮闘してきた同期の菊池さん(攻め)。ある日の飲み会で、唐突に｢アナニーにハマりまして｣と告げられ、びっくりした菊池さんが安藤さんの様子がおかしいと気づくところから始まる。
酔った安藤さんは、普段の無表情からは想像できないほど子供っぽく、可愛いがてんこ盛り。酔うと毎回返事が｢あい！｣なのが、少しあざとすぎでは....？と初めは思っていたが、51ページの菊池さんに対する返しのドヤ顔敬礼付き｢あい！｣が可愛すぎたので、全部許せた。
ギャグとしてもテンポが良い感じで、読みやすかった。酔った安藤さんのボケに対して、だんだん解像度が高くなる菊池さんも面白いと思っていたが、後日安藤さんの好きな物を調べて覚えたという事実を知り、愛おしくなってしまった。とても絆されやすくて、安藤さんに弱い菊池さんで良かった。
安藤さんが自分から｢酔ってる姿を撮って欲しい｣と言ったのに、その映像を見て｢好きな人が他の人と(楽しそうに)話してるみたい(意訳)｣と傷ついてるのを見て、そういう展開くるか～～～～～～～！！と想像してなかったものをいただいて、とても興奮した。
その後の仲直りシーンもツッコミ要素を挟みつつ展開していくため、シリアスになり過ぎず、2人のイチャイチャタイムへシームレスに移行できてしまう(ありがとう)。僕は仲直りキッスをするために歯磨きをする安藤さんのうなじを見て、我慢ができず手が出る菊池さんのシーンが好き
私が｢可愛い受けが好き｣｢ギャグBLが好き｣だか刺さったのもあるかもしれないが、同じような趣向の人は好きだと思う。現在は単行本が1巻のみだが、単話が続いているため、2巻が期待される(というか両思い後の続きがあることがありがたかった)。
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