「アンラッキーと恋の嵐
」のレビュー

アンラッキーと恋の嵐

波真田かもめ

体温と熱

ネタバレ
2025年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 波真田先生の作品が好きです。
スモークブルーから作品に入り、これまでは先生の作品から感じられる登場人物の心情や詩的な表現、物語の美しさに惹かれ読み進めてきたのですが、この作品は、登場人物の心の美しさはもちろんなのですが、いままでの作品(私が読んできたものに限られていますが)と比べて、より体温が感じられるもののように感じます。
それは灯くんの存在が大きいのですが、二人の関係性が対等で両思いであるからこそ生まれる熱なのかなと感じています。
好きという言葉を直接的に使わず、互いの存在そのものが言葉よりも好きと伝え合い、もどかしさを越えて求め合う熱、その美しさに心を打たれます。
駆け引きの無い、好きってこういうことよね…と心が洗われます。
先生の作品はどの作品も美しく、優しさと、思いやりと、品があり素晴らしいのは間違いないのですが、この作品の体温と熱に惹かれて止みません。
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