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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • スモークブルーの雨のち晴れ

    波真田かもめ

    皆さまのコメントにも涙
    ネタバレ
    2025年12月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作品が好きすぎてなかなかコメントを書けずにいたのですが、皆さまの思慮に満ちたコメントに感銘を受け、拙いながらもコメントを書かせていただこうと思います。
     この作品を読み始めた当初は、余白がありながらも肝心な部分はきちんと描かれている美しい絵とストーリーに心を惹かれ読み進めていたのですが、そこには家族への思いやりや、やるせなさ、引け目、自分へのどうしようもない気持ちなど、普段おそらく誰しもが感じているであろう感情が無理なく丁寧に描かれ、それらが優しく、静かな雨のように心に染み込み、感情を揺さぶられていきました。
     生活の中で見過ごしたい感情をきちんと深い部分で抱えながら、静かに、誰のせいにもせず人生を生きる二人の姿に胸を締め付けられ、読み手である自分の感情にも向き合わざるを得ず、つらくも手放せない感情が露になります。
    二人のように静かに優しく、愛を持って生きられたらどんなにいいだろうか。そこには自分が失ってきた、静かな美しい感情があり、涙を禁じ得ません。
    それとともにこの作品の中には、日常の見過ごしてしまっているような風景(街路樹、電柱の灯り、住宅地、脱ぎ捨てられた靴…)それらの一つ一つが丁寧に描かれ、その中にも波真田先生の深い眼差しを感じ、心を打たれ、自分でもわからない心の深い部分が締め付けられ慰められるように感じます。
    登場人物の心の機微、絵の美しさ、全てが胸に刺さり、この作品なしでは生きていけないような感情で胸が一杯になります。
     このような素晴らしい作品をありがとうございます。これからも心より応援しております。

    追伸
    書き下ろしや小冊子の中で描かれる、本編から少し離れた(離れてはいないのだけど)二人のストーリーもとても好きです。二人のよりリアルな関係性を見せてもらえているようで…。

    コメントであるはずなのに、手紙のようなとりとめのない文章になってしまいすみません。これが私の今書ける精一杯の心からの文章です。
  • アンラッキーと恋の嵐

    波真田かもめ

    体温と熱
    ネタバレ
    2025年11月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 波真田先生の作品が好きです。
    スモークブルーから作品に入り、これまでは先生の作品から感じられる登場人物の心情や詩的な表現、物語の美しさに惹かれ読み進めてきたのですが、この作品は、登場人物の心の美しさはもちろんなのですが、いままでの作品(私が読んできたものに限られていますが)と比べて、より体温が感じられるもののように感じます。
    それは灯くんの存在が大きいのですが、二人の関係性が対等で両思いであるからこそ生まれる熱なのかなと感じています。
    好きという言葉を直接的に使わず、互いの存在そのものが言葉よりも好きと伝え合い、もどかしさを越えて求め合う熱、その美しさに心を打たれます。
    駆け引きの無い、好きってこういうことよね…と心が洗われます。
    先生の作品はどの作品も美しく、優しさと、思いやりと、品があり素晴らしいのは間違いないのですが、この作品の体温と熱に惹かれて止みません。
  • 恋かもしれない

    波真田かもめ

    文学男子の色気
    ネタバレ
    2025年11月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 文学男子の色気を余すところなく表現されている、私が今まで触れてきた中での一番作品だと思っています。
    踊場さんの文学(本)への愛、佇まい、仕事への姿勢、暮らしている部屋など、どれもが踊場さんの魅力を表していて、それに加えての性欲を含めた色気がたまりません。
    弥生くんはまだ若くて、そんな年上の踊場さんの魅力に惹かれ夢中になっていて、でも自分のわがままを思うままには通さず、若いのに偉いなあ…と、はがゆい気持ちです。でも、それが若さの中にある甘酸っぱい恋心なのでしょう。若い弥生くんの恋心と恋愛のやりきれなさを知っている踏み込み切れない踊場さんの心が少しずつ近づいて行きながら、この先二人がどのような形で人生を歩んで行くのか、思いを巡らせつつこの話を読み終えるところにも、この作品から受け取る心地よさがあり、それも好きです。
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  • てのひらの恋とか愛

    波真田かもめ

    日常の美しさや手から伝わる愛
    ネタバレ
    2025年10月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 波真田先生の描かれる日常の風景のなかで、出会い恋をし、共に過ごしていく恋人たちの姿がとても好きです。
    どこかで見たことのあるような街の風景、部屋の姿など、自分の人生を重ねてしまうような気持ちになります。
    暗い部屋での微かな明かりの描写が作品の美しさを引き立てているように感じられ、とくに好きです。
    先生の作品の登場人物は、皆魅力的でとても色っぽいのに節度があるように感じられとても好きです。

    4巻追記
    二人の関係が少しずつ優しさを持ちながら進んでいくことに、優しい気持ちで寄り添わせてくれる展開で、せつなさと愛しい気持ちが心の奥からわいてくるように感じます。
    蒼生くんが今まで一人で抱えてきたであろうつらい気持ちを幸さんの前で話すことができて本当によかった。泣くことができてよかった。
    幸さんは一見冷たいように見えるけど、根底に愛のある優しさを持った人で、その優しさにも蒼生くんは安らいでいたのではないでしょうか。
    自転車を避ける手、優しく頭を撫でる手、勇気の出るおくすりをくれる手、肌に触れる手…、それらすべてに幸さんの優しさと愛情があり、タイトルのとおり、人の手から伝わる優しさや愛が描かれているのだと感じました。そして恋とは、愛情をくれたその人の手を恋うる心、その相手に触れたいと恋うる手なのではと思います。
    人の優しさや愛情は言葉だけではなくて、手や眼差し、態度や思いやりの心など、その人のあらゆる部分で現れるものであり、そういったものを思い出させてくれる作品だと思いました。この先、蒼生くんが妹さんに会えますように。幸さんとも幸せな時間が続きますように、願って止みません。
    5話追記
    愛しい妹との再会。いろいろあったであろうこれまでのことも逸らさず描き、やはり浜真田先生は登場人物全体の人生を優しい眼差しで描いてくれます。優しすぎる蒼生くん、そして蒼生くんへの幸さんの優しさ、彼らの思いがこの先どうなっていくのかそっと見守りたいです。
    6話
    人は生きている限り変わり人生も動いて行く。 それが自然な流れであっても 優しさからであっても どうにもならないこともあり 胸が締め付けられます。二人のお互いへの思いが守られますように。涙がとまりません。