このレビューはネタバレを含みます▼
本編丸っと表題作かと思ったら2作入ってました。一作目が表題作で、学生の時に仲良くしていた親友にひどい言葉を投げ捨て疎遠になってた2人が再会してやり直すお話。学生時の印象的に、攻めは黒髪の方かな?と思いきや受けでした。しかも、その事実を知るシーンがモブに乱暴に扱われてるっぽくて一瞬「え?!」ってなります。後に、なんでそんな行為をしていたのかは判明するんだけど辛いな〜と。自分をどうしても許せなかった受けの苦しみを解放してくれたのは、昔と変わらず心配してくれた優しい攻めでホッとした。変われないと思ってた受けも、ようやく素直に自分をさらけ出せるようになって本当に良かったです。さぁ、これから恋人らしく甘い生活を〜ってところで終わっちゃったのは勿体無いけど、長年の想い人と一緒になれて幸せそうでなによりです。
もう1作は、都会とは違う刺激を求めて田舎暮らしを軽い気持ちではじめた攻めが、小柄だけど怪力で生活力のある受けに自然と惹かれていくお話。一緒にいるだけで楽しい相手って貴重ですよね。気づけばほぼ同居しててそれが2人にとって当たり前になった頃、一度の過ちで攻めは田舎から逃げて都会へ戻ってしまいます。もうその時点で受けにベタ惚れなんですよ。それに気づくのが少し遅くなっただけで、ちゃんとハピエンです。