猫、ひなたを待つ
」のレビュー

猫、ひなたを待つ

ほど

ひなた、現る

ネタバレ
2025年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ほど先生の作品は、やさしいね。
空気読めない系の同僚保坂に恋しているゲイ真城は、思い叶うはずないと、人肌求めてセ○レと戯れる日々。

一方、空気読めない系の保坂は、人当たりがよくて、誰にでも好かれるコミュ強の同僚ネコ真城を尊敬しつつ、羨ましくもあり、気にもなり、ついつい目で追ってしまう。

あるとき、真城が男性とキスをしてホテルに入るところをみてしまった。自分のことをかっこいいと言ってくれた真城が男と付き合っていると知り、動揺する。
翌日、キスマークをみて更に動揺、真城を抱く夢をみるくらい。

真城には少しトラウマがあり、恋人を作らないとしていたが…思い余って告白。保坂は自分の中で答えを出してから、応える。嘘のつけない保坂。思っていたよりも、真城が好きだったようで。

保坂の実直で取り繕うことのできない性格が、一途さを増す。5年間、片思いだった真城が幸せを感じる。

単調ではあり、とんとん拍子ではあるけれど、保坂みたいな人は、安全牌かもしれない(笑)
捻りがあるお話ではないけれど、大事なことは言葉にする、本当に好きだと求めることができる保坂の成長話でもあるかも(笑)

ハピエンはいいよね。
エチはあります。
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