INTO THE ROSE GARDEN ‐運命に選ばれなくても‐(フルカラー)
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INTO THE ROSE GARDEN ‐運命に選ばれなくても‐(フルカラー)

GAZEL/Winterbaum/MEG

気になって本国版も読んでしまう作品

ネタバレ
2025年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作は韓国サイトの小説で、漫画化されているものがこの作品です。小説は読めていませんが、気になりすぎて韓国サイトで続きを読んでいます。
28巻(57話まで)時点で2部終了、本国版では現在70話まで公開されています!

とにかく転生前は苦しいストーリー。。
初対面では純粋にクロップもエイロックに心を奪われていた。が、アルファ同士であるが故に、またエイロックが伯爵であった事で身分差もあり、到底叶う立場でないと願いも期待もせず。実はエイロックが自分を想っていることを分かっていたんですが、無関心を貫く。
エイロックは、嫉妬に駆られて取り返しのつかないことをしてしまい、愛した人に虐げられる。最期は、涙なしには読めませんでした。

転生後のクロップについて、本当に同一人物か疑うほどにキャラが変わりエイロック大好きなので、いい意味で笑ってしまうほどですが
本国版2部のあとがきで、脚色担当の方がこんなことを言っていました

“クロップが見せた執着、残酷、暴力性の否定的部分が見える1部と、クロップが元々持っていた意欲、自信、強靭さなど肯定的な傾向と精神的な余裕が出ている2部のギャップ。
人は誰にでも二面性があり、エイロックも高貴な魂の持ち主であるが、嫉妬に溺れ妊娠中のレイフィエルを痛めつけるよう仕組んだ。亡くなった際に自首せず罪の報いを受け取らない面もあるように、(実はこれを本編に描写しようとしたとの事。)
1部の転生前のクロップは暗い状況であったからそういう面が現れただけで、本質は2部の転生後クロップと変わらない。”

なるほどと納得しました。

本国版では先が連載されていますが、まだ転生前の罪を精算しきれないエイロックがおり、心苦しい展開が続くような気がします。これから、和訳されさらに物語を理解できるのかと思うと楽しみです。
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