Redeem ~リディーム:たった一つの永遠~
スカーレット・ベリ子/NEXT LEVEL Studio
タイトルと副題に込められた含みが気になる
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
3巻まで読みました。先生の作品は何冊か読んでいて、試し読みの感触が良かったので購入しましたが…あらすじとレビューでチラホラ見かける「SMARTOON」の意味が分からず調べました。簡単にいうと「スマートフォンで読む用に、縦スクロールで読みやすいコマ割りとフルカラーで書かれてる」ものらしいです。※購入後は縦読みか横読みか選べます。
私は前情報なしに読み切ってしまい後から↑知りましたが、確かに「言われてみれば独特のコマ割りだったかも?」くらいで、読みにくさは全く感じませんでした。ただ何となくの感覚では、コマ割りが関係するのか普通より1ページの量が少ない気がしました。でも設定もストーリーも面白かったし、フルカラーで美麗なので満足度は高いです。
内容は…始まりと直後の流れが唐突で悲劇的で、どうなることかとハラハラしたけれど、未来を知る者と知らない者とが、何だかんだ言い合いながらも少しずつ距離を縮めていく様子が楽しいです。
ブラコンの兄を持つ千暁の単なるタイムリープものかと思いきや、2巻で兄の性格や動きの不穏さにゾワッとしました。ストーカーのように千暁を監視する兄、ブラコンなのは確かなのに、過去の描写を見る限り弟に愛情はなさそうで…それなら一体なぜあんなに執着するのか、不思議というより不気味でした。
2巻のラストで、「白馬に乗った王子様」ならぬ「真っ赤な◯ェラーリに乗って」王子様然として千暁が現れたシーンは心がときめきました。いや、赤も◯ェラーリも凄いけど、タイミングとマッチングが凄かったです。
3巻で千暁と久遠、兄の現在・過去・(過去からみた)未来を見聞きして、色々と分かってきたような結局、深みに嵌るばかりで何も分かっていないような、焦ったい気持ちになりました。例えるなら迷路の奥深くに迷い込んでしまったような感覚で、現在地が全く分からなくなり出口も見えないみたいな。
読み応えはあるんですけど、この先は全く読めなくて…まだまだ続きそうでもあるし、次巻完結もあり得なくもない気がしています。なので、完結してから読みたい派の人には厳しいかもしれません。
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