ふかふかダンジョン攻略記 ~俺の異世界転生冒険譚~
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ふかふかダンジョン攻略記 ~俺の異世界転生冒険譚~

KAKERU

設定は非常に良い

2025年12月1日
が、見せ方がダメ。クリ娘のアカン所をアカン感じに増幅した感じ。
冒頭のゴブリンとの対峙シーンとか序盤の重要イベントであるオークとの邂逅とか亜人種の文化的相違とか魅力的な要素は要所要所に存在はしている。そのはずなのに不必要に冗長かつ要点を纏めることもなく垂れ流される各種解説と亜人種の価値観思想の類。これが『物語』としての流れを全力で遮断し邪魔してしまっている。クリ娘は観察日記でありこの解説自体が本編であるため重大な問題として表出しずらいのだが、今作は冒険譚であるためこの長文解説が異物となっており本当に邪魔。文でなく絵と展開と演出と台詞回しもろもろで流れとして理解させるべき。『僕の考えた最強の現実的異世界設定』『僕の考える亜人種たちの正当なる理屈・思想』を文章で垂れ流されても読者が気になるのは主人公たち登場人物の生きざまでありこの異世界で紡がれる冒険物語である。仮にも冒険譚と銘打ってるのだからそこはきちんとバランスをとって欲しいものなのだが…。
また、クリ娘もそうなのだがなんか人間らしい人間としての価値観・倫理観・宗教観・性的感覚をとりあえず全否定するきらいがあり、それを説教臭く登場人物(女子)に演説みたく語らせる傾向がある。今作はその問題点が序盤から色濃く、巻が進むにつれてさらに濃厚になっていくため、嫌な感じがしたら離脱した方が良い。
とはいえ、前述の通り解説で極薄になり気味だが物語自体は面白くはある。上記問題点が気にならない、あるいは許容できるのであれば、まぁ良作なのではなかろうか?
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