曽根富美子傑作選 死母性の庭
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曽根富美子傑作選 死母性の庭

曽根富美子

気持ち悪い…

2015年7月7日
私自身、親にギャクタイされて育った過去があります。
(ギャクタイを漢字にすると却下されたので、読みにくいですが片仮名にしました)
そして、もうすぐ4ヶ月の女の子を育てています。
皆さんのレビュー通り、無料分だけでも気持ち悪くなるくらい酷いです。
このどこが全ての母親が共感の涙…なんでしょうか?
厚くんが可哀想で可哀想で、吐きそうになりました。
私自身ギャクタイされて育ったので、そのせいで鬱や自傷行為が激しく、治すにはそうとうの時間を費やしました。夫(当時は恋人)にも友人にも協力してもらい、結果何とか完治したので子作りを開始しましたが、自分がギャクタイされてたので、やっぱり産むまで怖かったのですが、産んだら本当に子供が愛しくて愛しくてたまりません。
確かにギャクタイは連鎖しやすいです、かなりの高確率で。
だからこの漫画の母親にも、悲しい過去があったのかもしれません。
それでも、それでもこの母親を許すことが出来ないです。
全く共感なんて出来ないです。
赤ちゃんは泣く事しかできません。
泣いて不快を訴えてるしか出来ないんです。
お乳がはってるのにミルクしか飲まないのは、乳首が吸いにくいのかもしれない。
あるいは、出すぎてむせるのかもしれない。
あるいは、味が合わないのかもしれない。
乳首が吸いにくいのなら、搾乳して哺乳瓶であげてみたり、
出すぎてむせるのなら、最初の何CCかはタオルに搾ってみたり、
味が合わないのなら、食べ物を買えたり母乳外来に通ったり、
やることはたくさんあります。
『お母さんのお乳が合わないの?ごめんね、なんでかな?』
という気持ちになる事はあっても
『お前なんてお母さんのお乳を飲んでくれなかったくせに!』
なんて気持ちにはなりません。
本当にこの母親が鬼に見えて吐き気がしました。
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