「アルマ骨董堂のふしぎ夜噺
」のレビュー

アルマ骨董堂のふしぎ夜噺

かんさび

小噺詰め合わせ

ネタバレ
2025年12月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。骨董品店を営みながら文筆家もしている主人公が出会った不思議な出来事を纏めた原稿を我々読者も読んでいるという構成。主人公の姿が登場しない、常に主人公が観察者、聞き手としての視点なのが民俗学のフィールドワーク的な趣きを感じる。あと全てをそんなモノかと受容し特に何もしないオチに呑気さも感じられて癖になる。夫婦盃が買われては客を成婚させて帰ってくるを繰り返して骨董品店で縁結び活動を始めた時も「これでは利益が出ないなトホホ…」って感じで終わる。座敷童子の話が可愛くて好き。漂着神の話も人間の勝手な解釈がたまたま土地の神の都合にフィットしただけなのが面白かった。供養絵額の話は知ってる!歴博で見た文化だ!とテンション上がった。
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