このレビューはネタバレを含みます▼
前作が好きすぎて、続編は読まないほうがいいだろうなー、と思いつつ手に取り、初めの数巻はまあ、絵も当然ながら変わって違和感あるし、ほんわかしたスピンオフ?くらいの気持ちだったのですが、
とにかく12巻あたりからの前作メインテーマどまんなかエピソードの盛り上がり方が半端ない!!!昔の名作の続編がイメージを崩したり、読むのを後悔する作品も少なくないなか、これは良い意味で期待を裏切りました。
懐古やファンサービスに留まることなく、ちゃんと前作の補完をしつつ盛り上がってきています。あの二人は大気になって見守ってるだけでなく、ちゃんと現世の彼らと同期していって欲しい…と望んでいた読者だったので、ありすと同化した木蓮が紫苑そっくりの女の子を産めるなんて感無量。木蓮に一層似てきた面立ちのありすも、紫苑を全て受け入れた輪も、まるで永い永いこと友達だった古い友人が、幸せになっていくかを見ているような錯覚を覚えます。絵も最近意識して、昔よりにしているような…?前作好きで、躊躇なさっていた方も是非!