このレビューはネタバレを含みます▼
それぞれ異なる能力を持った三姉妹がクズ父王の意のままに使われ、しかも次女姫であるヒロインはずーっと幽閉され続けている。近衛として次女姫を直ぐ側で警護しているヒーロー。次女姫の能力はどんな傷の治療を施せるが、その副反応として記憶を喪失させてしまうという異能であった。最初は警護対象者としてだったが、少しずつ気持ちの変化に気付くヒーロー。しかも相手は一国の王女。身分違いは身に染みて理解しているが、まるで籠の鳥の様な扱いを受けている王女をこの塔から解放してあげたいと思う程惹かれていき……。
父王、国の剣、盾と呼ばれるヒーローの組織、姉妹それぞれの思惑の中にひっそりと芽生えた恋とも呼べない想い…………切なくもなかなか壮大で長編なので読み応えあります。