このレビューはネタバレを含みます▼
現在と過去が交錯するので、重厚感のある作品です。
現在と過去の対比が素晴らしく、どんどん乖離していくので、後半は現在と過去が全くの別物になっています。これでもまだ序盤ですが、本編最終巻の8巻読了後にまた読み直すと初見とまた異なる読書体験が出来ます。
中身32才が外見16才になるので、不自然に思われないように気をつけてはいるものの、隠しきれてないです。ただでさえ、若い外見なのに少々若者らしさに欠けて、やる気が失せている状態。周りからはさぞ変わり者として映っていることでしょう。
さらには無自覚が炸裂することで葛藤まみれになっている所も面白いです。斜め上の考えを持っているが故に激怒しても気づかず……。事実を突きつけられても認めず……。本人もよく分からないとあまり深く考えることが出来ない状態。単純な感情しか理解できてないので、仕方ありませんが……。
ただ、すでに前半でも「褒められたら○ねる」のと「褒められたら舞いあがる」のとでは既にレベルが違いますが……。やはり自覚できないのは純粋で単純が故にでしょうか……。
歳の差は二重の意味で面白いです。外見だと楚晩寧が年上ですが、中身だと墨燃が年上です。本作では礼儀上年齢は非常に重要ですが、年下として振る舞うのか、気が抜けて年上として振る舞ってしまうのか、ハラハラしながらいかにバレずに過ごすかという臆病な部分も見どころです。
場所を問わずに読みたいので、2巻以降の電子化を是非ともお願いします🙏