午後の光線
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午後の光線

南寝

美しい友情と愛の狭間

ネタバレ
2025年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 友人から勧められてクーポンがあまってたのでとりあえず購入してみた漫画。絵柄も好みじゃないしどことなく美しい彼にキャラクター設定が似ていることもあって…読みはじめる前は乗り気じゃなかった。結果、心を鷲掴みにされ精神をジェットコースターのごとく揺さぶられた作品。最後は涙なしでは読めなかった。
このストーリーだからこその、この画。このダークで幼い画のタッチが余計ストーリーに重みを増している。
主人公は淀井なんであろうが、私は村瀬のストーリーと思っている(ダブル主演?)
救いがないダークストーリーなんだろうけど、2人の間には光があり、救われていたのかな。村瀬は淀井の存在に救われた。また、淀井も村瀬に惹かれていたのであろうが、気付くのに時間がかかった。最初は庇護欲とも思っていたのであろう、最終的には村瀬を好きだと気付き、告白する。二人には幸せな瞬間が多くあったはずだ。淀井の母親の愛情を求める描写なんて切なくて苦しくてかわいそうで見ているのが辛かった。こどもならではの母親の愛情を求める姿に胸が締め付けられた。この家庭環境は現実でもいるであろう…また、母親も底辺までは落ちていないとは思う。母親が最終的に息子を選択してくれてよかったが、ご飯バナナのみとか…食べ盛りの男の子にとっては非常に辛いよな…母親なにやってんだよ!愛していた旦那さんを突然失って悲しいのはわかるがこども放置すんなよ!と怒りも湧いてきた。もうどんだけ人の感情を揺さぶるのかね。しかしなぜ、こんな設定にしたのか?お涙頂戴したかったのか?なぜ死ななければならなかったのか。苦しすぎて作者を憎みたくなりました(笑)友人2人は本当に神。イイコすぎて泣ける。愛と友情の狭間で揺れた淀井の恋愛観も見所であった。それと、根元まで腐った人間がこの作品には居なかったのも救いだと思う。ハッピーエンド好きな人には雲がかかる作品となるであろう。メリーバッドエンドな作品であると思う。
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