たろうのまにまに
」のレビュー

たろうのまにまに

八海つむ

クズは他にいる!

ネタバレ
2025年12月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一言で言うとめちゃよかった!
一見コメディ色が強いと思いきや、テーマがなかなかに重くて濃い。

クズな発言とは裏腹に、さえの心を読んで軽くしてあげるたろう。
大金せびったりもしないし、むしろ進んで家事やっちゃったりする。
ハイスペな一面を多々見せてくるのですが、その理由が2巻で明らかになります。

子供に愛情を持たず、承認欲求を満たす道具くらいにしか思っていない母親。
そんな母親の歓心を買おうと努力した結果、相手の考えていることや望んでいることがわかるようになってしまった。
生まれついて恵まれた外見以外、人の懐に入り込むのが上手いのも感情を読めるのも後天的に身についた能力ってのが悲しい。
その後起こった出来事がヒモ男になるキッカケですが…もうここは直接読んでほしい!

私が1番びっくりしたのは、ののさんです。
てっきり未練ありまくりの元飼い主かと思いきや、そうきたかー!って感じです。
いい意味で予想を裏切られました。

そして、早くも2巻でさえに堕ちます。
クズなヒモ男に絆されていくと書いてますが、コレ逆ですね。クズなヒモ男「が」絆されていく、です。
さえはたろうから「奪わない人」。それどころか欲しかったものを与えてくれる人。
そりゃあ好きになっちゃうよねぇ…
ちょっとヤンデレ臭がしなくもないですが…

ともかくちょっとでも気になったら購入オススメします!
いいねしたユーザ13人
レビューをシェアしよう!